こんにちは。取締役CTOの前田です。この記事はロコガイド Advent Calendar 2020の25日目の記事となります。
2020年もあと6日となり、今年から弊社でも取り組みを始めたアドベントカレンダーも早いもので最終日となりました。
ブログを主体的に進めてくれているチームが「今年はアドベントカレンダーをやってみましょう！」と提案をしてくれて始まったこの取り組み。
完走まで執筆者と伴走しながら進めてくれた運営チーム、渾身の一本を書き上げてくれたメンバーに感謝の気持ちを持ちつつ、自分自身が無事完走できたことに何よりもホッとしています。*1
2020年を振り返ると例年以上に激動の1年となり、新時代に適応するための試行錯誤の連続だったなあと感じています。
新型コロナウイルス感染症による環境変化
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により世の環境が大きく変わっていく中で、全社としてフルリモートに切り替えたのが2020年の3月。
物理的な環境整備や各種ガイドラインの整備を進めながら、今までと全く異なる環境での事業運営にチャレンジをする1年となりました。
リモート作業による業務効率化や通勤時間の削減による可処分時間の増加は個人としてみればメリットではあるものの、偶発的な接触機会が無くなることによる雑談機会の消滅や、リモートで複数人の議論をワークさせることへの難しさなど、総じてチームとして新しい価値を生み出すためのクリエイティビティを高めていくためのコミュニケーションには依然難しさを感じています。
そのため、昨今の感染状況の悪化により低頻度ではあるものの、オフラインでの密度を上げたコミュニケーションを織り交ぜながらの運営を模索しています。*2
運営するサービスをこの新時代にどう適応していくか、ご利用いただいている方々に新たな価値を感じていただけるかにもチャレンジを続けました。
ロコガイドが運営している現在主力のサービス「トクバイ」はお買い得情報、チラシ情報をお店から発信し、地域の生活者の来店を促進するサービスです。
密を避け、地域の生活を安心・安全に過ごしていただけるために、安心してお買い物をしていただくためになにか貢献できないかを考えていく中で、混雑ランプやトクバイテイクアウトのリリースを行いました。
新型コロナウイルス感染症がまだまだ収束の気配を見せない中で、地域の生活、買い物をより便利にするためのサービス開発を継続しつつ、新たな地域生活を支えるインフラを目指して日々改善に取り組んでいかないといけないなと改めて感じています。
エンジニア採用の変化
今年はロコガイドにとってエンジニア採用が大きく進捗した一年でもありました。
4月にはVPoEに小川が就任し、採用体制の大幅な強化を実現することができ、1年前と比べると2倍近くの人員増となりました。
また、採用のみならずメンバーのフォローアップやキャリア開発へのコミュニケーションも手厚くなり、一人ひとりのチャレンジもより促進される体制になってきました。
そして今年は、奇しくもフルリモート環境が整ったことによって遠隔地採用へのチャレンジを行った1年でもあります。
リモート環境下でのオンボーディングやフルリモート勤務としての入社エピソードなど、このアドベントカレンダーでご紹介しましたが、課題は多いものの一人ひとりの頑張りにより、フルリモート採用者のオンボーディングも順調に進んでいます。
「地域のくらしを、かしこく、たのしく」をミッションに掲げる弊社においては、全国の開発者の方と共に働くことでより良いサービスを開発できると考えているため、これからも積極的に採用を進めていきたいと考えています。
技術面の変化
これまでロコガイドではサービスや事業を成長させるための機能開発に大きく比重をかけてきました。2020年も同様ですが、新たに今まで積み上げてきたシステム資産、レガシーシステムとうまく付き合っていくための改善に取り組み始めました。
改善戦略を固めるプロセスそのものも、試行錯誤を積み重ねながら技術メンバー全員で現在の抱える問題を洗い出し、製品の開発計画として同等に扱いながら、第4半期では「モノリスアプリケーションのモジュール化」「品質保証体制の整備」「稼働率目標の安定的な達成」を目標として取り組み始めています。
このように「課題抽出 > 目標化 > 計画化」を継続的に行うことで、技術的な改善が継続的に行われる組織的な強さを得ることが出来るのではないかと考えています。これらの取り組みについては、また次年度のテックブログで経過をお伝えできればと思います。
2021年に向けて
2020年を振り返ると「急激な環境変化への適応」「採用体制の強化」「レガシーシステム改善」の3つがキーワードとなりました。
2021年はこれらの取り組みを継続、加速しつつ、より積極的なエンジニアリングへの投資を進めていきたいなと考えています。
例えば、データ処理や機械学習の適用領域をもっと広げ、技術を中心としてサービス/プロダクトの変化をさらに生み出していき、ユーザー体験の進化にもっと直接的に繋がるような技術活用を沢山生み出す。このような1年にするために、全社一丸となって取り組んでいく所存です。
最後になりますが、アドベントカレンダーをご覧いただいた皆様、テックブログを見ていただいた皆様、お取引をさせていただいている方々を始め、弊社と関わりを持っていただいた皆様、2020年も大変お世話になりました。
2021年もロコガイドは「地域のくらしを、かしこく、たのしく」するための事業改善に邁進していく所存ですので、どうぞご期待ください。
