ロコガイド テックブログ

「地域のくらしを、かしこく、たのしく」する、株式会社ロコガイドの社員がいろいろな記事を書いています。

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新卒エンジニアが成長するための3つの事

初めまして。トウヤです。新卒で買い物事業サービス開発部に入社し、半年が経過しました。そこで、私が経験したことや学んだことをまとめたいと思います。

早速ですが、その中でも特に重視するべき3つのポイントを説明します。

学んだこと、新卒の人が意識した方がいいこと

新卒として入社してから学んだ事として以下の事柄がありました。

  1. エラーメッセージは問題解決のヒント
  2. コミュニケーションについて
  3. スケジュールについて

それぞれ説明していきます。

エラーメッセージは問題解決のヒント

新卒当初から私が強く感じることは、エラーメッセージが問題解決の重要なヒントであるということです。

例えばある時以下の様なエラーに直面しました。

(中略) Module::DelegationError MyModel#id delegated to model.id, but model is nil (中略)

当初はエラーの内容をしっかりと読んでいるつもりでした。しかし、今改めて見ても何が理解出来なかったのかよく分からないので、そもそも何かを勘違いしていたんだと思います。 深く理解するべき部分やエラーが指し示している具体的な問題について、自分が理解しきれていないことに気づきませんでした。

その結果、考えて解決策を見つける前に上司に相談してしまいました。しかし、実際には、エラーメッセージが既に解決への道筋を示していました。後でこれに気づいた時、しっかりと自分で考えてエラーメッセージを読み解くべきだったと後悔しました。

この経験から、「エラーメッセージをただ読むだけでなく、それが指し示す意味を理解する」ことの重要性を学びました。動かない原因は8割方エラーに書いてあるのですから、エラーメッセージは問題解決の重要なヒントとなります。 今後の対応で、この学びを生かしてエラーメッセージと向き合うことが大切だと感じています。

コミュニケーション

知らないことがないくらいまで全て報告した方がいい

新卒としての初期段階では、積極的に報告する癖がなく、基本的にはプロジェクトの定例会議での進捗共有や、具体的に問題が生じた際の質問など、必要最低限のコミュニケーションが中心でした。

しかし、時間を経るにつれ、私が新入社員としてどのような状況にいるのか、具体的にどの部分で詰まっているのか、これらを上長が常に気にかけていると気付きました。ここで重要だと感じたのは、細かい部分でも積極的に報告することです。こうすることで、上長から具体的な助言をもらう機会が増え、その結果として問題解決につながるヒントを得ることができることを学びました。

この経験から、「相手の知らないことが無いくらいまで全て報告する」という態度の重要性を痛感しました。これは、コミュニケーションにおいて大切な要素であり、新卒のエンジニアが意識すべきポイントだと考えています。

同じことを何回伝えても良い

ポイントは、相手が何かを忘れたり意識から外れてしまうこともあるため、「同じことを何回伝えても良い」という心構えが必要だということです。

一つの具体例として、特定のデータにアクセスするために必要な管理者権限を付与してもらうべく、担当者とのやり取りがあったというケースがあります。私の方から要求を出したものの、担当者が忙しく後で頂く事になり、管理者権限を頂けないまま時間が経ってしまいました。

このとき、定期的に状況を確認し、必要なら再度説明するべきだったと反省しました。特に今回は担当者が多忙だったことを知っていたため、こうなる可能性は十分に考えられたはずです。

よって、特に何か待ち状態にある際や、何かが想定よりも時間がかかっていると思ったときは、相手に不明点等がないか確認を取るようにしました。

口頭で伝えた内容を記録にも残しておく

「口頭で伝えた上で記録などにも残しておく」というポイントも重要です。

具体的には、開発を進める中で仕様変更が必要になったとき、口頭での打ち合わせが主だったために、後から見返したときに「現在の仕様が何であるか」が曖昧になることがありました。

これを改善するために、仕様が変更された時点で仕様書も更新するようにする一方、テスト実行によって自動生成されるドキュメントと仕様書の間に齟齬がないかを確認するようにしました。

以上、自分から進んで報告すること、確認を行いながら同じ内容を何度でも伝えること、そして口頭と文書の両方でチームに情報を共有すること。これらを我々新卒エンジニアがコミュニケーションにおいて意識するべき点と考えます。

スケジュール

スケジュール管理はエンジニアの重要な職務の一つであり、私が新卒エンジニアとして学んだ重要な教訓の一つです。

大学生の頃とは異なり、社会人としてのスケジュールは一人で完結するものではなく、他のメンバーやチームとの協働が大半を占めます。特に、プロジェクトの初期段階ではミーティングが多く設けられ、一人で取り組む作業はほとんどないことが一般的です。さらに、当初の予定通りに進行することは少なく、追加の作業が発生したり、仕様が変更されたりすることも少なくありません。こうした状況の中で、質を維持するためには一段と丁寧なスケジュール管理が求められます。これは大学時代とは全く異なる経験でした。

この新たな環境を克服するためには、早めの行動が重要です。一つのタスクに対して、想定の1.5倍の時間を見積もるようにすることで、予想外の作業の発生や仕様変更による影響を緩和することができます。

また、多くのタスクを同時進行させるのではなく、一つずつ確実に終わらせていくことが有効であることも学びました。多くのタスクを抱えてしまうと、全体を把握することが難しくなり、結果としてタスクの管理が困難になります。

時間が掛かったタスクについては、どの要素が時間を取ってしまったのかを分析し、次回以降の効率化に繋げることも重要です。

これらの経験から、新卒エンジニアが注意すべきスケジュール管理の視点を学び、今後もこれを生かして仕事に取り組んでいくつもりです。

あとは、この記事を書いている最中に思ったのですが、一つのタスクの9割くらい終わったら「あとは〇〇するだけだ」と一息ついてしまう癖があり、かつ飽き性なので別のタスクを始めてしまったりしまいます。 そうするとあと少し残ってるタスクが増えていったりするので「あと少し」の所まで行ったら終わりの所まで行くようにしたいと思います。 ひとまずこの後の「終わりに」の章を書いてから一息つきます。

終わりに

最後に、新卒エンジニアが注意すべきポイントを再度強調したいと思います。 まず、早めに積極的に行動することが、あらゆる問題を解決する近道です。 新卒として問題がちゃんと想定通りに進行することはほぼ無く、出来ないことも多いです。その中で他の人の助けを借りることは必須であり、その助けを受けるためにはパートナーや上司も忙しいため、予め余裕を持って行動することが大切です。

また、話は変わるのですがとても大事なことで、教習所に行けてない人は4年の6月までには通い始めた方がいいです。 私は入社までに免許を取れるつもりだったのですが、結局入社した後の9月までかかったので、早めに取っておくと苦労せずに済みます。 車に乗らなくてもゴールド免許になるので取って置くだけで少しお得です。

以上、新卒エンジニアが成長するために学んだ教訓と私の経験をシェアしました。これから入社する方に少しでも役立てばと思います。