はじめに
こんにちは、バックエンドエンジニアのshimewtr です。
突然ですが、個人開発って楽しいですよね!!
規模の大小や完成の有無を問わず多くのエンジニアが個人開発をしていると思います。
私も個人開発の一環として小さいツールを細々と開発していたのですが、そのツールが社内のリポジトリで利用されました!
ひょんなことから個人開発のツールが社内で利用されたので、ツールの簡単な説明と社内で使われることのメリットを紹介いたします。
使われているツールと経緯
今回、社内の一部リポジトリに自作のGitHub Actionsが利用されました。
大層なコードではなく、百数十行の Python のコードです。
新しいブランチをプッシュした際に、以下の作業が自動で行われます。
- PRの作成
- PRをイシューと紐付け
- ラベルを付与
- アサイニーの設定
- マイルストーンの設定
社内のリモート飲み会で開発しているオレオレツールについて話す機会があり、ちょうど上記作業を手動で行っているというペインを認識していたため、このツールを紹介したところ、実際に社内のリポジトリに導入されました。
メリット
社内で個人開発のツールが利用されると様々なメリットがあります。
ツールのメリットを享受できる
1つ目はツールのメリットを享受できる点です。
当たり前ですが、ツールの主目的はプルリクエスト作成時の手動での作業の削減です。
不要な作業やルーチンワークを無くし、削減した無駄な作業時間をクリエイティブな作業に充てられます。
開発モチベーションの増加
2つ目は開発モチベーションの増加です。
個人開発はモチベーションを維持することが非常に難しいです。このツールも下のグラフの通り、半年弱、開発していない期間がありました。
使いにくいなと思う部分や認識しているバグもあったのですが、自分しか使っていないため運用でカバーしようと後回しにしていました。 社内で使われることで開発を再開するモチベーションが創出されます。
フィードバックが直接得られる
3つ目は改善案や使い心地のフィードバックを直接得られることです。
「開発モチベーションの増加」にも関連しますが、使ってもらうと同時に直接フィードバックを得られることはモチベーションの増加に直結します。
また、個人の利用だけでは気が付きにくいバグや使いにくい部分に対するフィードバックも得られます。
それらを踏まえて機能開発案や対応優先度を考えられるのでユーザーのニーズを反映したツールにしていくことができます。
一緒に開発ができる
4つ目は一緒に開発ができることです。
上記のフィードバックやバグ報告のイシューを挙げていただくことはもちろん、挙げたイシューに対する実装のプルリクエストを出していただけました。
これまで一人で寂しく開発しており、他の方が作成したプルリクエストをマージすることなんて無いと思っていたので、とてもいい体験になりました。
開発者向けの機能や、開発者に向けたドキュメント作成に対するモチベーションも湧くので良いことずくめです。
自分の興味関心が共有できる
5つ目は直接ツール開発に関係ないですが、自分の興味関心を共有できる点です。
普段の業務では Ruby を書くことがほとんどですがこのツールは Python で記述しています。
どんな言語やフレームワークに興味があるかや、業務改善や効率化に興味があるかなど興味があることを緩く共有できるので、コミュニケーション増加につながります。
おわりに
これからも開発とメンテナンスを続けていく(と思います)ので、興味があるかたは是非ツールを利用してみてください。
もちろん機能改善案やバグ報告もお待ちしております。
また、今回の例に限らず自作ツールや自作アプリの共有・公開によるメリットを享受し続けられるように、今後も細々と開発を続けていきたいと思います。