ロコガイド テックブログ

「地域のくらしを、かしこく、たのしく」する、株式会社ロコガイドの社員がいろいろな記事を書いています。

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なぜテックブログを続けるのか 〜ロコガイドにおけるその事例〜

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こんにちは、「6.0では月だろ」みたいな雑な気持ちになっている小川@conceal_rsです。この記事はロコガイド Advent Calendar 2020の14日目です。

みなさんの会社はテックブログを書いてますか?最近はテックブログがある会社が多くなってきていますね。大きな会社も小さいベンチャーのようなところまで、採用につながるケースもあるので積極的に書いているところも多いと思います。弊社でもエンジニアを積極採用中なので、広報として運用している側面もあります。一方でテックブログの運用は非常に大変だということもあり、更新が滞ってるところもちらほら見かけます。ではなぜロコガイドではテックブログを続けるのでしょうか。テックブログの良し悪しを中心に、その理由について紹介したいと思います。

テックブログの良い点

業務のことを書ける

まずテックブログの良さの1つ目は、業務でやったことを書けることです。「そんなの個人ブログでも書けるよ」という人もいるかもしれませんが、「どこまで具体的に書いていいか」「どの部分で利用したことを書くか」などを、社内で調整できることは大きな利点です。個人ブログではいろいろと秘匿しないといけないことが多くなりますが、テックブログだと「どのプロダクトで」とか「いつやったのか」などを明記できます。

社内レビューを受けられる

2つ目は記事の内容のレビューを受けられることでしょう。会社によってはレビューなどせずに公開しているところもあると思いますが、ロコガイドでは同僚のレビューを受けてから公開することにしています。レビューを受けると、「言いたいことが伝わるか」「日本語として不自然ではないか」「技術的に間違ったことを言っていないか」「このことは公にしてもいいのか」などを事前に確認できるため、より良い記事にすることができます。要するに、業務でやったことをいい感じに発表できる場になるということです。

個人にとってはポートフォリオになる

3つ目は著者が自分の業績の1つにできることです。いわゆるポートフォリオに記載できることが増えるイメージです。職務経歴書を彩るというと若干語弊があるかもしれませんが、「このプロジェクトのときに成果の1つを記事にしたのがこれです」と言えると、より経歴に箔をつけることができます。

またテックブログからイベント登壇につながることもあります。例えば7月に公開した「混雑ランプボタン」の裏側に迫る!ボタンデバイスとAWS Lambdaでお手軽IoT 〜デバイスセットアップ編〜を見たSORACOMの方からお声がけいただき、ユーザグループイベントで発表する機会繋がりました。このような機会は会社にとっても良いですし、エンジニアとしての市場価値も高まっていきます。私自身はこのあたりも意識しながらテックブログの運営に携わっていたりします。

会社にとっては広報になる

4つ目は会社にとってはテックブログは広報的な側面があり、エンジニア採用に良い影響を与えることです。「この会社はどんなことをやっているんだろう」と思ったときにテックブログがあると、「どう考えて技術に取り組んでいるのか」「普段どんな仕事をしているのか」などを伺い知れるいい場所になります。これは例えばお会いした候補者の方から「テックブログ見てます!」と聞くなど、採用にも間接的に良い影響を与えることもあります。

テックブログの悪い点

もちろんいいことばかりではありません。文章を書くのが得意ではない人にとっては、テックブログを書くことは結構しんどいことになります。そんな方にとっては、「何をどう書けばいいのかわからない」や「そもそも何から始めればいいのかわからない」というのは大きな悩みですね。そこで社内ブログで「テックブログの書き方」という記事を書きました。社内ではそこそこ参考になったという声を頂いていて、このアドベントカレンダーの後半でも紹介する予定です。こちらがある程度参考になれば幸いです。

また回数の問題もあるでしょう。1年に1回ぐらいだといいかもしれませんが、四半期に1回だとつらいですよね。テックブログの更新頻度はある程度高いほうがいいのはいいんですが、それが負担になる量だと問題です。こちらはエンジニア採用を頑張って仲間を増やし、多種多様な記事をそれほど高くない負担で公開できるようにしていければなと思っています。

ロコガイドでのテックブログ

まず運営ですが、ロコガイドでは有志のメンバーで行っています。やりたい人というと語弊がありますが、関心が高い人がやっているのと、運営だけではなく執筆も含めたテックブログの活動自体を業務としてあつかっているため、うまく運営できているイメージです。もちろん私も運営側として参加しています。運営側の活動としては、週に1度30分程度集まって、誰にお願いするのかやスケジュールをどうするかなどを話し合っています。なるべく書くことが負荷にならないようにすることと、あとは旬を逃さないように調整するなど、いろいろと工夫しながら運営しています。

記事に関してはエンジニア全員でローテーションで回して書いてもらっています。大体2週間に1本公開できるようなスケジュールでお願いしていますが、時期的によいものがある場合や業務の都合で執筆が難しい場合は調整をしています。このあたりはなるべく無理がない状態で進めるように心がけています。

また記事のレビューも実施しています。当初は運営メンバーのみが行っていたのですが、最近執筆者全員でローテーションすることにしました。こちらは運営チームの負担軽減という観点もありますが、レビューアーになることがいろんな学びがありそうというのも理由の一つです。コードレビューもそうですが、他人の書いたものを読むことで、新しい発見があります。こちらももちろん負荷にならない程度にやっていこうと思っています。

まとめ

そんなこんなでこのテックブログもアドベントカレンダーができるまでになりました。これもひとえに記事を書いてくれているメンバーのおかげです。今後も引き続き、技術的なことから社内のことなど、いろいろなことを発信していければと思ってますので、ご期待ください。またそんなロコガイドに興味がある方は是非こちらからご応募ください!