ロコガイド テックブログ

「地域のくらしを、かしこく、たのしく」する、株式会社ロコガイドの社員がいろいろな記事を書いています。

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トクバイ技術部の日々の取り組み ~ Slack活用について

こんにちは、「トクバイロコナビを知らなきゃイクメンじゃない!」と勝手に思っている、トクバイ技術部長の箕輪(id:minois)です。

強気発言してしまいましたが、まだまだトクバイを知らなかったという声も多く…
まずは弊社サービスの簡単なご紹介から

「トクバイ」はスーパーを中心にドラッグストア、ホームセンターなど 全国のいろいろなお店のチラシ情報を無料で配信しています。トクバイを使うと、新聞を取らずともお得な情報を見ることができます。 チラシの他にもお店からのお知らせやクーポン、 タイムセールの商品情報を知ることができます。

👉 web

👉 アプリ(Android, iOS

またトクバイ社では、よりみちをテーマにした地域の情報配信サービス「ロコナビ」も運営しています

👉 web

👉 アプリ(iOS

そしてトクバイ社の技術部は、ディレクターやデザイナーなど、他組織メンバーとも共に、日々これらサービスの改善をおこなっています。

今回はそんな 技術部の日常の取り組み について、様々な現場で使われているであろうSlackを活用した例をご紹介します!

Good Engineering!!

トクバイ技術部では、エンジニアメンバーの自発的な良い取り組みや行動、技術的なアイデアを「Good Engineering!!」として、積極的に可視化・フィードバックをおこなうようにしています。

  • メンバーみんなの開発や生産性を向上させるため、便利なミドルウェアやライブラリを導入した!
  • タスクを進めていく中でぶつかっていた壁を、別のメンバーがSlack上で拾いあげ、アドバイスした!
  • 他のメンバーが今後困った時に参照できるよう、wikiにまとめた!

これらはどの開発現場でもあるあるで、ひとつひとつは小さいことかもしれませんが、メンバーはフィードバックをもらうことでその行動に価値があると感じられ、自信となり、さらに次の行動やチャレンジに取り組みやすくなります。

同時に隣のチームがどんなことをやっているかを知るきっかけにもなり、無関心という組織の壁を減らすことにもつながります。

仕組みとしてはReacji Channelerを使い、特定のemojiリアクションを付けることで#good_engineeringチャンネルへ投稿が通知されるようにしています。
それとあわせて週1のメンバー全員が集まる部会の場にて、その内容を共有しています

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実際に取り組み開始後は、能動的にアクションする人が増えたり、あるチームでの良い取り組みが他のチームにも認知され即採用されるといった事例が、よりスピーディーに日常的に起こるようになりました。

余談ですが、このReacji Channeler機能そのものも、開発メンバーがweb上で情報を得てすぐに導入、活用が始まりました。

現在では技術部内だけではなく、サービスへのご意見の集約など、社内でも様々な用途に広く使われるようになっています。Good Engineering!!

Requestボット

日々サービスを運営していると、必ず「ここの動作がおかしい」「企画を立てるためにここの数字が知りたい」など、エンジニアへの問い合わせや要望があがってきます。

みなさんの現場では、これら開発計画に載らないタスクをどう対応されているでしょうか?

そこには

  • 依頼内容の優先度を判断し
  • 現在進行中の案件との優先度を比較検討し
  • 場合によっては案件の入れ替えや、それに伴う関係各所との各種調整

など、予想外にコストがかかったりします。

また、後回しにした場合も、

  • だんだんと要望が積み上がってしまい、更に着手・解消されない
  • 時間が経ってしまうことで記憶が薄れ、改めて調べ直す

といった、二重の手間がかかってしまうこともあります。

トクバイでは、こうした問題をSlack BotのRubotyを活用することで、できるだけ迅速に対応できるような仕組みを作りました。

技術部のメンバーをランダムでアサインし、対応者を分散させることで、できるだけすぐに解決しようという試みです。

具体的な依頼の流れは以下のようにしています。

  1. Slackチャンネルで依頼内容をrubotyに投下
  2. 自動でgithub issueに登録
  3. ランダムで担当者が自動アサイン
  4. issueに追加内容を記載(詳細、解決希望期間)
  5. 依頼者と担当者がコミュニケーションしつつ解決へ

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実際に、この運用がはじまると

  • 解消までの時間が短くなった
  • 特定メンバーへの負荷の偏りがなくなった
  • トレーニング的側面
    • 具体的な対応方針を担当に委ねることで、権限移譲を元にした自己組織化を促進
  • 問い合わせハードルの心理的負荷が低くなった
    • 技術部内にいると感じにくいのですが、部外の人からは技術部に依頼するのは気が引ける場合もある

といった副次効果も生まれています。すばらしいですね!

ちなみに、この仕組みは社内の誰もが気軽にリクエストできるようにしていますが、以下のようなものは依頼から外すようにお願いしています。

  • 各プロジェクト・チームに関連した作業
  • 要件が不明確なもの、または要件詰めまでに時間を要するもの
  • 工数が大きいもの、または大きくなると予想されるもの
  • サービスへの影響が大きいもの
  • 運用フローに大きく変更が入り、部署間連携が十分に必要なもの

おわりに

いかがだったでしょうか?少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

今後このブログを通じて、トクバイの取り組んでいる技術やサービスにまつわるリアルな内容をどんどん発信していく予定です。
トクバイテックブログをどうぞお楽しみください!